整える程度とされているネースのネイル

ナースには女性が多いため、おしゃれに敏感な人も多い。
また比較的独身で経済的な余裕があるという看護師もいる。
これは普段が忙しくてお金を使うところがないということでもあるが、そのような理由から、ネイルを楽しみたいと思う人も少なくない。
しかし、ナースにとって、ネイルはある意味ケアの障害にもなることなので、よく考えて行うことが重要だ。

ネイルをするということは、指先のおしゃれを楽しむということだ。
しかしナースは、毎日患者の日常的なケアをする必要がある。
つまり、自分の手を酷使することになる。
しかも感染対策の面から、手袋をつけることが必須とされている。
もしもネイルをしていたら、不衛生だと感じる患者がいるかもしれない。
また、デコネイルになると、手袋の破損につながる可能性もあり、これでは自分の身も患者の身も守ることが難しくなる。
そのため、ネイルはナースにとって好ましくないとされている。

ただし、例外もある。
それは、爪が割れかけている際だ。
ナースは感染予防のため毎日手洗いを頻回にするが、そうすると、どうしても爪が乾燥し割れやすくなってしまう。
割れてしまった爪は時に鋭利で患者を傷つける可能性もあるが、割れてからでは再生することはできない。
そんな時に爪の割れた部分に少し透明なネイルを塗ってあげると爪の補強ができ、それ以上の爪割れを防ぐことができる。

ナースは手を使う仕事であるため、ネイルには十分は注意が必要だ。
仕事に支障があるため基本的にネイルは禁止だが、爪割れの悪化を防ぐコーティング程度なら、有効的なネイル方法と言えるだろう。